この記事では、リール投稿をする時の台本作りや、台本の構成とフォーマットを紹介します。
インスタのリール投稿は、音声やテロップを入れた動画を発信する人が増えましたね。
セリフを入れてみたいけど、作り方わからないし、限られた時間で伝えるってむずかしそう
だから、みてくれた人が「これ作りたい」「食べてみたい」と、惹きつけられるメッセージを届ける方法として、台本作りは不可欠なんです。
でも、セリフ動画を作ってみたいけど、どうやって台本を作るの?作り方がわからなくて、悩んだり、不安になったりしてませんか?
そこで今回は、リール台本の作り方から、構成、台本を作る時のフォーマットまで教えちゃいます。
初心者の人にも、わかりやすく順を追って説明していくので、インスタのリール投稿で悩んでいる人は、最後まで読んで参考にしてみてください。
誰もがみてくれる、インスタリールの動画を作って投稿しましょう!
インスタリール台本の作り方
リールの台本は、作り方を覚えてしまえば、だれでも簡単につくれます。
台本は、「みてくれた人がわかりやすく、自分が伝えたいことを整理」するためのもの
その場で話そうとしても、「ここは伝えたい」と考えていた肝心なことを、伝えきれなかったり、話に詰まって聞きづらくなってしまうから!
台本を作る時は、アプリのメモ機能やCanva、もしくはノートを用意して書き出しましょう。
もっとよくするための参考資料になるよ!
では、順を追って説明していきますね!
①動画のアイディア(タイトル)を考える
台本を作る前に、タイトルを決めたり、伝える内容を決めたり流れをわかりやすくします。
アイディアが整理できると、台本作りがスムーズです!
タイトル「大阪の味、豆腐たこ焼き」、「大阪の美味いもん紹介しよか」と、被り物と「ザ・大阪のおばちゃん」で作った動画の最初の部分です。
この4人が突然踊りながら出てきたら思わずみてしまいませんか?
②人物と配役を考える
インスタリールは短時間の中で、みる人にメッセージを伝えることが大切です。
なので、登場する人物は少なめに、もし複数になる場合は各キャラクターに役割をつけることが大切です。
たこやきレシピを作る人、ボケるホース(馬)、ツッコむ人、大阪のおばちゃんと、独特なキャラ設定もしました!
③視覚的な効果を考える
視覚からも興味を持ってもらうことが大切なので、映像シーンやカメラ角度の工夫も必要です!
みてくれる人が「これ気になる」と思ってもらえるように考えよう!
おいしそうな角度や、豆腐のたこ焼きって何〜?て気になってもらえると掴みはOKですね!
④動画の時間を考える
SNSでみてもらいやすい動画の時間は、60秒以内といわれています。
その中で、インスタリールは、通常で数十秒から最大90秒の短い動画投稿が可能です。
そのため、制限時間内に物語を完結させる工夫が必要
効果の時間が違うので参考までに載せときますね。
・YouTube|「2分~3分程度」
・Facebook|「45秒~1分」
・Twitter|「30秒~45秒」
・インスタグラム|「30秒程度」
ちなみに、いつも投稿する動画は平均15秒〜30秒で収めるようにしています。
⑤会話の内容を考える
キャラクターに合わせた、セリフを考えて場の雰囲気を作っていきましょう。
複数人の動画投稿では、キャラクター同士の掛け合いも楽しみのひとつです。
・最初のうちは、一語一句すべて書き出し、読みながらできるようにする。
・区切る部分で改行しておくと、自然な流れで間を開けたりできます。
台本を読みながら、無駄なところはカットして編集した方が、よりみられやすい動画が作れますよ!
⑥テキストの工夫
インスタリールでは、会話の他にテキストも入れることができます。
短くてわかりやすい言葉をいれて、目と耳から情報がはいるようにすると、さらに興味を引くことができますよ!
あとは、台本ができたら、挿入する音楽も決めておくといいですね。
今のトレンドの曲がおすすめですが、内容によっては動画の雰囲気にあわせておきましょう。
導入から展開、クライマックス、結末と、ひとつの物語をつくるにあたって、その中で引き込んでいく構成が一つのポイントになります。
「えっ構成ってなに?」と思う人もいるかもしれません。
次で、構成について触れていきますね。
インスタリール台本の構成
台本の構成とは、作るインスタリールの骨組みや設計図みたいなものです。
①タイトルをつける|本や他の動画(YouTubeなど)から探してくる
②リサーチする|撮り方や見せ方、しゃべりかた、画面の切り返しやテロップ、惹きつけるポイントをみる
③モデリング|作りたいリールに近い投稿を参考に、自分の言葉に変えながら取り入れる
④構成|基本はPREP法がいいが、最初のうちは、「悩みを代弁」「結論」「解決策」の順でやってみよう
⑤パワーワード|最初の2~3秒に「興味をもつパワーワード」をいれること
④の構成を考えておかないと、話が「あっちいったり」「こっちいったり」で何を話しているのか分からなくなります。
短時間で伝えるためにしっかり作りたいですね!
また、構成には、「PREP法」の他にも「起承転結」という文章構成の方法があるので、1つずつ説明しますね。
①台本の構成⑴ 「PREP法」|結論(P)・理由(R)・具体例(E)・結論(P)の構成で作る。
②台本の構成⑵ 「起承転結」|起(前提)・承句(深掘り)・転句(急展開)・結句(結論)の構成で作る。
どちらも、文章を端的に伝える目的ですが、伝える順番が違うという点があります。
下記でわかりやすく説明しますね。
台本の構成⑴ 「PREP法」
P(結論)・R(理由)・E(具体例)・P(結論) の4つで文章を構成するのがPREP法です。
簡潔で説得力のある文章やプレゼンテーションに適した方法になります。
こちらも、4つの意味をそれぞれわかりやすく説明しますね。
P(結論)|冒頭で、伝えたい結論(主張)から伝える。
R(理由)|結論に達した理由を説明する。
E(具体例)|理由に説得力を持たせる事例やデータをみせる。
P(結論)|最後にもう一度、結論で話をまとめる。
みる側(聞く側)にとってストレスを与えず、説得力を持たせたい時に効果的です。
台本の構成⑵ 「起承転結」
「起句」「承句」「転句」「結句」の4句で構成されたのが起承転結です。
物語性のある内容は、起承転結の方法が適しています。
4句それぞれの意味をわかりやすく説明しますね。
起 |ここは導入部分で、登場する人や物事の状況を紹介します。
承 |内容を深堀りして、物事を展開します。
転 |物事の状況が急転する部分で、話や文章が一気に広がり盛り上がります。
相手に伝えたい内容は「転」に盛り込むといいでしょう!
結 |物事の結末部分です!
伝えたい内容はここに入れますが、注意点として結末後なので長くなりすぎないようにしましょう。
作者も読み手どちらにとっても、話を追いやすく効果的な演出ができます。
起承転結を用いたものでは、サスペンスドラマがわかりやすいかも!
台本フォーマットの紹介
毎回、リールの台本を作る時に、はじめから作るよりも、書き込むだけのフォーマットがあると便利ですよね。
ここでは、台本作りに便利なフォーマットを紹介します。
下記のフォーマットは横1列を、ひとつのカットとして使用します。
①フォーマットの種類
台本作りに適しているフォーマットは大きく2種類あります。
⑴縦書き式|演劇やドラマ、アニメ、ニュースなどで使われることが多い
⑵横描き式|バラエティやワイドショー、CM、SNSなどで使われることが多い
縦書きと、横書きには大きな理由が1つあります。
それは、「感情表現」です
「おはようございます」「ありがとうございます」など日本語は、高いアクセントから入り、語尾が低くなる特徴があります。
そのため、縦書き台本は、アナウンサーや俳優、声優さんなど、正しいアクセントを求められる人にとって読みやすいという理由があるそうです。参考|東海テレビ|空言舌語(くうげんぜつご)
今回紹介したフォーマットは横書き仕様ですが、SNSをはじめWeb上に書かれた文章は横書きがほとんどで、馴染みやすいことが挙げられます。
①フォーマットに必要な項目
台本のフォーマットは、以下の項目を記入できるようにしておきましょう。
①TIME(時間)|このカット(シーン)に使う時間
②S/C(シーン・カット)|どのシーンなのかわかるように
③IMAGE/PIC(イメージ・画像)|このシーンのイメージ画像を入れる(もしくは絵を書く)
④ACTION(内容)|どんな動きやカメラアングルにするか
⑤NA/DIALOGUE(ナレーション/セリフ)|入るナレーションやセリフを入れる
⑥TELOP(テロップ)|テロップは入れるか、入れるならどんなテロップにするか
⑦NOTE(メモ)|注意することや当日のメモ
動画のシーンごとに、分けて考えると「どうするがわかりやすいく」整理しながら作れるようになります。
出演者が複数人いても、これがあると目線が揃えやすくなりますね!
みた人から、フィードバックをもらって、改善点や良い点を取り入れ、次の制作に活かしましょう。
次がみたい、聞きたいになる期待感を持ってもらう事が大切ですね!
【まとめ】インスタリールの台本は、作業効率をよくします!
ここでは、インスタリール台本作り方や構成、台本を作る時のフォーマットを紹介しました。
文章構成に必要な方法は、いろんな場面で役にたつ方法なので覚えておいておきましょう。
最初のうちは、「悩みを代弁」「結論」「解決策」の文章構成からはじめて、「PREP法」や「起承転結」を取り入れていきましょう。
①台本の構成⑴ 「PREP法」|結論(P)・理由(R)・具体例(E)・結論(P)の構成で作る。
②台本の構成⑵ 「起承転結」|起(前提)・承句(深掘り)・転句(急展開)・結句(結論)の構成で作る。
リール台本を作るフォーマットは、穴埋め式で順に作り、慣れてきたら自分のつかいやすいフォーマットへ変えると、よりつかいやすくなります。
準備が整うと、かかる時間も短縮できて、複数人で作るなら目線合わせもしやすい。
これからはじめてインスタリールの動画に挑戦する人は、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
準備8割といいますが、台本作りは8割以上の役割を果たしてくれますよ!